築40年 ヴィンテージマンションのリノベーション
L型の平面形に4面ぐるっとまわるバルコニー、窓からは大きな銀杏の樹を望む、というもともとの恵まれた環境を活かし、それらの環境要素を室内に積極的に取り込むことを考えました。
「LDK」と「寝室」を隔てていた壁を取り払い、2つの部屋を緩やかに繋げるプランとすることで、視覚的に空間の広がりを見せるとともに、時間とともに差し込む光と風の通り道を作り出しています。
「廊下」は、明るく彩られた壁に、あえて抑えめとした柔らかい照明計画とし、自然光に溢れたLDKに辿り着くまでの空間を演出しています。
各々の窓には異なったストーリーを持たせています。
既存の窓に取り付けた黄色のフレームは、腰掛けベンチとしても飾り台としても。窓枠が額縁となり、外の風景を絵画のように室内に取り込みます。
隣り合う窓にはディスプレイ棚を手前に取付け、自然光を取り入れたショーケースとなります。
古い建物を新しく改修することで、場所の持つポテンシャルを新たに引出し、新しい住み手に合わせた空間へと再生しています。
相鉄線の高架下空間に誕生した「カウンタービストロ」のインテリア設計。
このお店が「食xワインを通して地域とつながる場としたい」というオーナーの意向を汲み、大きなコの字型カウンターを中心に据え、人と人が近い距離で繋がり、自然と活気が生まれるレイアウト計画としています。...
祖父母世帯が居住されていた空間を受け継ぎ、次世代の暮らしに添わせて行ったリノベーションです。
元の空間を特徴づけていた額長押や建具を活かしながら、そこに新しい色と質感を重ね、マテリアルは経年変化を味わえる自然素材を採用することで新旧の素材が融合し、既存を活かすリノベーションとなりました。
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東京都心にある、完全地下の居室の、リノベーションプロジェクト。地下居住の新しい形を発信する拠点として、「地下室内に誂えられた縁側空間」をデザインしました。
来客は縁側(=段差)に自由に座り、イベントやワークショップを展開していきます。...